剪定と伐採の違いは?|軽剪定や強剪定・伐採の方法を紹介

2024.03.15


・「剪定と伐採って何が違うの?」

剪定と伐採は混合されがちですが、実は意味や目的も異なります。
そこで今回は、上記のような疑問を抱える方に向けて「剪定と伐採の違い」や「軽剪定と強剪定」、「伐採の種類」について詳しく紹介していきます。

剪定とは?



剪定とは、木の葉や枝を刈り取ることを指します。
剪定は一般家庭の庭木でもよく行われ、「木の形を整える」「生育を促す」「病気や害虫の発生を予防する」ことを目的に行われます。

剪定の種類は2種類


剪定は大きく分けて「軽剪定」と「強剪定」の2種類に分類されます。
それでは、それぞれの違いを見ていきましょう。

●軽剪定

「軽剪定」とは、伸びすぎた枝や不要な葉っぱを軽く整えることで日当たりや風通しを良くする剪定のことです。

●強剪定

「強剪定」とは、木の大きさを一定に保つために太い枝をばっさりと切ったり一度の剪定で大量の枝や芽を切り落とす剪定のことを指します。
強剪定は、一般的に春や冬に行われます。

剪定をするタイミングは木の種類によって異なる


剪定に適したタイミングは、木の種類によっても異なるため注意が必要です。

スギや松、ヒノキやモミの木などの常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)の場合、軽剪定に適した時期は10月~11月の期間で強剪定に適した時期は3月~4月の期間になります。

キンモクセイやサザンカ、ツバキなどの常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)の場合、軽剪定に適した時期は8月~10月の期間で強剪定に適した時期は3月~6月の期間です。

そして、ハナミズキやモミジ、アオダモなどの落葉広葉樹(らくようこうようじゅ)の場合、軽剪定に適した時期は3月と6月、9月~10月の期間で強剪定に適した時期は12月~2月の期間になります。

剪定のタイミングを間違えると?


前述したように、木の種類によって剪定に適したタイミングは異なります。
タイミングを間違えてしまうと、木が枯れたり弱って花や実がつかなくなる原因となってしまいます。

伐採とは?



一方、「伐採」とは木を根元から切り倒すことを指します。
伐採は、土地を整備したり自然環境を守ることを目的に行われます。

伐採の種類は5つ


伐採は5種類に分かれ、林業では目的に応じて適した伐採方法を選択します。

●間伐(かんばつ)

木と木の間隔が狭いと枝葉が重なり合い、お互いの成長を妨げる原因となります。
不要な木を伐採し育てたい木に栄養がいくように一部の木を間引くことを「間伐」といいます。

●除伐(じょばつ)

「除伐」は育てようとする木の良く生育を妨げる木や成長の良くない木などを除去することをいいます。

●主伐(しゅばつ)

「主伐」は建築物などに使用する木を収穫するために行う伐採のことです。

●択伐(たくばつ)

「択伐」は木材として使用するために決められた割合の木を伐採することを指します。

●皆伐(かいばつ)

「皆伐」は木材として使用する木をまとめて収穫するために、一定区間の木をすべて切ることを指します。

剪定は木の成長を促し伐採は木の成長を止める


つまり、剪定は木の成長を促し伐採は木の成長を止めるというそれぞれ違う目的があります。
「庭の木の枝が伸びて困っている」など木に関する悩みがある場合は今後庭をどのようにしていきたいか、剪定と伐採どちらの方法が適しているのかをよく考えることが重要です。

住まいの庭のことなら『庭屋かつら』へ



庭屋かつらでは、剪定や伐採、作庭工事などを承っております。
住まいの庭のことでお悩みの場合は、ぜひ当社にお気軽にご相談ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は、意味を間違えがちな剪定と伐採の違いについて紹介しました。
この記事が、あなたの疑問を解決する手助けとなりましたら幸いです。


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